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通貨の歴史近代を書きたいと思います(*´ω`)

なんといっても近代のメインテーマは戦争だと思うので、二度の世界大戦でアメリカ、イギリス、ドイツ、日本の戦費がGDPに対して何倍だったのかという観点から今の日本の国債残高がどれほどなのかを考えたいと思います!

【アメリカ】
第一次世界大戦 GDP比0.9倍
第二次世界大戦 GDP比3.2倍

【イギリス】
第一次世界大戦 3.8倍

【ドイツ】
第一次世界大戦 GDP比3.5倍
第二次世界大戦 GDP比2.5倍

【日本】
第二次世界大戦 GDP比8.8倍

ドイツの戦費はもしかしたら間違っているかも。賠償金なのか戦費なのか曖昧でしたが最低でもこれくらいはかかった感じです。日本の戦費だけ突出していて死に物狂いで戦争に臨んでいたことが分かりました。ここまで膨らんだのは、国債のほとんどは日銀と帝国政府が引き受けていたようで市場の原理さえ働かなければGDP比8.8倍もできる感じ。。。
戦後は日本も強烈なインフレになりました。

このように中世の時と同じく、通貨発行量を増やすと強烈なインフレが起こることは確からしいです。ドイツでは第二次大戦後に賠償金などを支払うために中央銀行が大量に紙幣を発行したせいでマルクが崩壊しました。中世の宋や元王朝に似てますね。。。なので、日本の金融緩和がインフレに影響なかったとか日本はインフレにならないというのはうそだと思われます(*´ω`)

この感じだと日本は第二次世界大戦のころのように中央銀行が引き受けてる限りGDP比で5倍近くまでいけるかもしれませんし預金で銀行が国債を買って日銀が買うというのを無限ループすればどこまでも行けちゃうわけですね。。。

しかし、歴史的には300%を超えてきたあたりで、中央銀行の国債買取が終わった後には金利の上昇と強烈なインフレが起こるのが今までのパターンで今回も例外ではないかなーって感じです。平常時だとGDP比3倍付近はきついかもしれません。日本は大体240%くらい。着実に近づいています。危険のサインは為替で1ドル=150円方向に行ったときは限界の印。。。こんなのが数年続いてあとから株価が上がり始めます。こうなると預金だけしている人が一番損をするのがパターンって感じです(*´ω`)

明日はビットコインがなぜ上がるのかを書きます(*´ω`)

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