●こんにちはさんとうきんです。今回は0428【OPIE24 レーザー、光学展示会 IOWN】パシフィコ横浜についてやっていきたいと思います。
今回は4月24日から4月26日に開催されたレーザーEXPOなどで気になったものを実物や図を使ってまとめていきます。
今回取り上げるのは浜松ホトニクス、オキサイド、QDレーザー、東京工業大学から光無線給電、MABUCHI S&T INC、Micro-Epsilon Japan 6社で上場しているものは証券コード記載しています。IOWNがこのチャンネルでもかなり再生されており個人投資家の注目高いと思います。今回はIOWNのブースは見つけることできませんでしたが関連しそうなレーザーや応用品詳しく取り上げていきたいと思います。
今後こちらのチャンネル法人化して、こうした展示会報告の回数増やしていくので少しでも参考になった方はいいねやチャンネル登録してもらえると今後も継続して取り上げていきたいと思います。
●・【6965浜松ホトニクス】
証券コード6965 浜松ホトニクスですがこちらはスポット光の入射位置検出用センサということで少し重ためですが解説していこうと思います。
構成は反射板にレーザーポインタを当てると反射してプロファイル評価キッドに入りこいつでレーザーポインタの位置を割り出します。
実際に右側にレーザーポインタで当てた座標がセンサーで正確に再現されています。
製造現場ではレーザー加工機の加工位置を正確に把握することで品質の向上などに使われるということでした。従来のイメージセンサーでも似たようなことが可能ですがデーター量が多いということで加工スピードに付いていけないなどの課題があったようです。結構浜松ホトニクスはニッチで最先端をいくのでこれ以外にも今後用途は出てくる可能性十分ありそうです。
こうした展示会報告の回数増やしていくので少しでも参考になった方はいいねやチャンネル登録してもらえると今後も継続して取り上げていきたいと思います。
LiDAR用のMPPC新製品どう改善されているのかを探ることで株の期待値上げれそうなので見ていきます。まずはMPPCはマルチピクセルフォトンカウンタで言い換えると高感度の光検出器です。多数の光検出素子がチップ上に集積されておりそれぞれの素子が個別に光子を検出してその数を電気信号に変えます。ということでイメージセンサーとは光を電気信号に変換するものなのでMPPCも高感度のイメージセンサーに該当します。今回はこのMPPCが検出効率が上昇しより少ない光量でも信号を捉えることが出来るようになりました。またクロストーク確率とは隣接する検出素子が誤って伝達される確率でこちらは低いほど高性能ということになります。ということで長距離化や高精度化が進んでおりイマイチ自動運転が今後伸びていくか分かりませんでしたがこうしてLidar素子が高性能化していれば自動運転の性能もさらに伸びるという確信に変わっていくのではないでしょうか。
・【6521オキサイド】
●証券コード6521オキサイドですがオキサイドのホームページ行くと単結晶を販売していてイマイチイメージできないので具体例で解説していきます。こちらは光のスイッチのようなもので、中の金属にくるまれているくすんだ結晶に左から右に光を当てるとします。そうすると当然右から光は出てくるわけですが、ここで出ている配線に電圧を印加するとこの光が遮断される現象が起こります。そしてこの金属にくるまれて光を当てたものに単結晶が使われるということでした。具体例がないと単結晶をどう利用するか分かりませんが一つでも知っているとイメージしやすそうです。そしてこの単結晶の純度などが性能にも左右するということでオキサイドでは高品質な単結晶を販売し需要があります。
・【6613QDレーザー】
続いて証券コード6613QDレーザーですが半導体レーザーなどを作っている会社で波長を選択できるということでした。業種によっては例えばLidarは相手に赤い光は見えない方がいいので750nmを超えた見えないものを使うなどの選択が可能で需要あるようです。
・【光無線給電 東京工業大学】
続いて企業ではないですが光無線給電を東京工業大学が展示していたのでとりあげます。簡単な概要ですが光源から各デバイスの太陽電池に光が当たると発電します。光源はmwからkWもいけるようです。ノイズの影響が無くなるのが利点ですがまだ効率が悪く発熱大きいようです。
こちらはこの光無線給電の効率についてですが左が先ほどの天井に付いていた光源の効率で電気を光に変えるので損失が発生します。太陽電池の効率は受け側には太陽電池で逆に光を電気に変えるのでそこでも損失が発生します。ここの効率が詳しい方は高すぎると思うかもしれませんが一般的な太陽光は効率の悪い太陽光を受けるので20%程度ですが光無線給電では効率のいい波長やレンズなどを利用して70%近い効率が出るということです。そして一番右側がレーザー効率と太陽電池効率をかけたものでこの光無線給電の効率になり現在市販のものを利用すると16%程度の効率しかありません。研究段階のもので52%、気温が低いと63%で将来的にこれが70%を超えるのではないかとここの研究室では考えているようです。この上限は何からくるものなのか聞いたのですがそこは長が決めたことなので学生さんには分からないということでした。70%だと低いので低電力の物に限定するなど用途は限られそうですがかなり気になる技術です。宇宙空間に太陽光を置いて晴れているところから光無線給電で送るとかだと地上に置くより安定して電力は取れそうな感じもします。
・【MABUCHI S&T INC】
こちらはレンズの金型を今までは職人がチェックしていたのですがこちらを全自動で検査をする装置です。完成したレンズの検査ではなくあくまでも金型です。こちらの装置に金属の部材あると思いますが今回金型を模擬したものです。こちら人によっては簡単に見えるかもしれませんがレンズは球面なので球面で最小8umの傷を見つけるのは非常に難しいということで自動化できていない分野だったようです。
・【Micro-Epsilon Japan】
続いて厚さ計測装置ということでドイツの会社で未上場でキーエンスなどの競合だということでした。CDみたいなウェハを模擬したものがセットされていてこれをレーザーで挟み込んで厚さを測定しているようです。当たる部分も面積あると思いますが平均化されるんですかと来たのですが3マイクロと言ってたと思うのですがそれだけの細さなので気にしなくてもいい領域だということでした。想像以上にレーザーが当たる計測範囲狭いようです。
実際こんな感じです。測定データ取られているのが分かります。
これ以外にも静電容量センサなどもありどれもウエハの膜厚測定として取り上げられていました。静電容量センサは範囲が広いみたいなので平均化して出されるかもということでしたがマニアック内容ですが実際測定する際には理解していないと思っていた結果にならないと思うのでこうした展示会があると広い分野勉強できます。生成AIバブルの影響なのかウエハ厚さ測定は他の上場企業で1年ほど前に出していたので利益率高いのかもしれません。
・最後に
いかがでしたでしょうか。自分の専門は電気ですが光学はまた違った性質や特徴あるのでかなり勉強になりました。IOWNに向けて今後さらに情報収集していきます。ただ今の所IOWN中心では全くなくレーザー部品やレンズ関連が多かったと思います。レンズは需要もちろん増えるとは思いますが価格競争になる気がするので今回は取り上げませんでした。数年後はここにIOWNブース並ぶかもしれません。
今回は以上になります。今後こちらのチャンネル法人化して、こうした展示会報告の回数増やしていくので少しでも参考になった方はいいねやチャンネル登録してもらえると今後も継続して取り上げていきたいと思います。
それでは最後までご視聴いただきありがとうございました。失礼します。
今回は4月24日から4月26日に開催されたレーザーEXPOなどで気になったものを実物や図を使ってまとめていきます。
今回取り上げるのは浜松ホトニクス、オキサイド、QDレーザー、東京工業大学から光無線給電、MABUCHI S&T INC、Micro-Epsilon Japan 6社で上場しているものは証券コード記載しています。IOWNがこのチャンネルでもかなり再生されており個人投資家の注目高いと思います。今回はIOWNのブースは見つけることできませんでしたが関連しそうなレーザーや応用品詳しく取り上げていきたいと思います。
今後こちらのチャンネル法人化して、こうした展示会報告の回数増やしていくので少しでも参考になった方はいいねやチャンネル登録してもらえると今後も継続して取り上げていきたいと思います。
●・【6965浜松ホトニクス】
証券コード6965 浜松ホトニクスですがこちらはスポット光の入射位置検出用センサということで少し重ためですが解説していこうと思います。
構成は反射板にレーザーポインタを当てると反射してプロファイル評価キッドに入りこいつでレーザーポインタの位置を割り出します。
実際に右側にレーザーポインタで当てた座標がセンサーで正確に再現されています。
製造現場ではレーザー加工機の加工位置を正確に把握することで品質の向上などに使われるということでした。従来のイメージセンサーでも似たようなことが可能ですがデーター量が多いということで加工スピードに付いていけないなどの課題があったようです。結構浜松ホトニクスはニッチで最先端をいくのでこれ以外にも今後用途は出てくる可能性十分ありそうです。
こうした展示会報告の回数増やしていくので少しでも参考になった方はいいねやチャンネル登録してもらえると今後も継続して取り上げていきたいと思います。
LiDAR用のMPPC新製品どう改善されているのかを探ることで株の期待値上げれそうなので見ていきます。まずはMPPCはマルチピクセルフォトンカウンタで言い換えると高感度の光検出器です。多数の光検出素子がチップ上に集積されておりそれぞれの素子が個別に光子を検出してその数を電気信号に変えます。ということでイメージセンサーとは光を電気信号に変換するものなのでMPPCも高感度のイメージセンサーに該当します。今回はこのMPPCが検出効率が上昇しより少ない光量でも信号を捉えることが出来るようになりました。またクロストーク確率とは隣接する検出素子が誤って伝達される確率でこちらは低いほど高性能ということになります。ということで長距離化や高精度化が進んでおりイマイチ自動運転が今後伸びていくか分かりませんでしたがこうしてLidar素子が高性能化していれば自動運転の性能もさらに伸びるという確信に変わっていくのではないでしょうか。
・【6521オキサイド】
●証券コード6521オキサイドですがオキサイドのホームページ行くと単結晶を販売していてイマイチイメージできないので具体例で解説していきます。こちらは光のスイッチのようなもので、中の金属にくるまれているくすんだ結晶に左から右に光を当てるとします。そうすると当然右から光は出てくるわけですが、ここで出ている配線に電圧を印加するとこの光が遮断される現象が起こります。そしてこの金属にくるまれて光を当てたものに単結晶が使われるということでした。具体例がないと単結晶をどう利用するか分かりませんが一つでも知っているとイメージしやすそうです。そしてこの単結晶の純度などが性能にも左右するということでオキサイドでは高品質な単結晶を販売し需要があります。
・【6613QDレーザー】
続いて証券コード6613QDレーザーですが半導体レーザーなどを作っている会社で波長を選択できるということでした。業種によっては例えばLidarは相手に赤い光は見えない方がいいので750nmを超えた見えないものを使うなどの選択が可能で需要あるようです。
・【光無線給電 東京工業大学】
続いて企業ではないですが光無線給電を東京工業大学が展示していたのでとりあげます。簡単な概要ですが光源から各デバイスの太陽電池に光が当たると発電します。光源はmwからkWもいけるようです。ノイズの影響が無くなるのが利点ですがまだ効率が悪く発熱大きいようです。
こちらはこの光無線給電の効率についてですが左が先ほどの天井に付いていた光源の効率で電気を光に変えるので損失が発生します。太陽電池の効率は受け側には太陽電池で逆に光を電気に変えるのでそこでも損失が発生します。ここの効率が詳しい方は高すぎると思うかもしれませんが一般的な太陽光は効率の悪い太陽光を受けるので20%程度ですが光無線給電では効率のいい波長やレンズなどを利用して70%近い効率が出るということです。そして一番右側がレーザー効率と太陽電池効率をかけたものでこの光無線給電の効率になり現在市販のものを利用すると16%程度の効率しかありません。研究段階のもので52%、気温が低いと63%で将来的にこれが70%を超えるのではないかとここの研究室では考えているようです。この上限は何からくるものなのか聞いたのですがそこは長が決めたことなので学生さんには分からないということでした。70%だと低いので低電力の物に限定するなど用途は限られそうですがかなり気になる技術です。宇宙空間に太陽光を置いて晴れているところから光無線給電で送るとかだと地上に置くより安定して電力は取れそうな感じもします。
・【MABUCHI S&T INC】
こちらはレンズの金型を今までは職人がチェックしていたのですがこちらを全自動で検査をする装置です。完成したレンズの検査ではなくあくまでも金型です。こちらの装置に金属の部材あると思いますが今回金型を模擬したものです。こちら人によっては簡単に見えるかもしれませんがレンズは球面なので球面で最小8umの傷を見つけるのは非常に難しいということで自動化できていない分野だったようです。
・【Micro-Epsilon Japan】
続いて厚さ計測装置ということでドイツの会社で未上場でキーエンスなどの競合だということでした。CDみたいなウェハを模擬したものがセットされていてこれをレーザーで挟み込んで厚さを測定しているようです。当たる部分も面積あると思いますが平均化されるんですかと来たのですが3マイクロと言ってたと思うのですがそれだけの細さなので気にしなくてもいい領域だということでした。想像以上にレーザーが当たる計測範囲狭いようです。
実際こんな感じです。測定データ取られているのが分かります。
これ以外にも静電容量センサなどもありどれもウエハの膜厚測定として取り上げられていました。静電容量センサは範囲が広いみたいなので平均化して出されるかもということでしたがマニアック内容ですが実際測定する際には理解していないと思っていた結果にならないと思うのでこうした展示会があると広い分野勉強できます。生成AIバブルの影響なのかウエハ厚さ測定は他の上場企業で1年ほど前に出していたので利益率高いのかもしれません。
・最後に
いかがでしたでしょうか。自分の専門は電気ですが光学はまた違った性質や特徴あるのでかなり勉強になりました。IOWNに向けて今後さらに情報収集していきます。ただ今の所IOWN中心では全くなくレーザー部品やレンズ関連が多かったと思います。レンズは需要もちろん増えるとは思いますが価格競争になる気がするので今回は取り上げませんでした。数年後はここにIOWNブース並ぶかもしれません。
今回は以上になります。今後こちらのチャンネル法人化して、こうした展示会報告の回数増やしていくので少しでも参考になった方はいいねやチャンネル登録してもらえると今後も継続して取り上げていきたいと思います。
それでは最後までご視聴いただきありがとうございました。失礼します。