こんにちはさんとうきんです。今回は日本車メーカー7選についてやっていきたいと思います。EV戦略や自動運転情報も付けたので長くなりましたが投資家向けにだいぶ網羅できたのではないかと思うので最後まで見てもらえると嬉しいです。
今後このチャンネルは法人化して株の期待値上げるために展示会レポートなども提供していきますので良かったらチャンネル登録お願いします。
自分は運用資産資産6300万円のアラサー個人投資家でビットコインと株に投資しています。動画詳細欄に好きな銘柄に飛べるようにしてあるのでご利用ください。
●・【EV戦略】
まずはEV戦略ですがこちらはトヨタ自動車からの引用で上の表がリチウムイオンEVで下が全個体電池EVの見通しです。現行トヨタではbZ4Xが出ていてそこからどの程度能力アップ、コスト低減するのかですが2026年の普及版は航続距離700キロで40%安いEVを目標にしているということでここまでくると一気に広まりそうです。現在は550万円から出ているので40%安いとなると330万円になり補助金も出ると200万円台になりガソリン車と変わらなくなりそうです。また全個体電池EVは航続距離1800キロということで実際そこまでは必要なさそうなのでその分電池の量を減らして安くなるとか家庭用蓄電池としても使われるとかそういった可能性ありそうです。
続いてEVのニュースですが日産自動車は2024年4月16日、2028年度の市場投入を目指して研究開発を進めている、全固体電池を製造する建設中のパイロット生産ラインを公開した。全固体電池は日本の自動車メーカーではトヨタ、ホンダ、日産が研究・開発を行なっており、いずれも2028年頃の実用化を目指しているが、パイロット生産の着手は日産が先頭に立ち、このパイロット生産ラインは2024年中に稼働を開始する計画としている。ということでパイロット生産ラインとは、全固体電池の試作や技術の検証、生産プロセスの開発を行うための実験的な生産設備のことです。実際の大量生産環境を模倣しつつ、スケールアップのための課題を克服したり、製造プロセスを最適化するための試行錯誤を可能にします。この段階では、生産効率の向上、コスト削減、品質管理の確立などが重点的に行われます。なお日産は、今後のEV製造に関しては組立部品数を低減するために、車体のサブフレーム部をアルミ鋳造で一体成型するギガキャスト技術を2027年頃から一部導入することも明らかにしています。
・【7203 トヨタ自動車】
●続いて証券コード7203 トヨタ自動車ですがまずはチャート確認したいと思います。青25週、オレンジ75週表示しています。世界最大の自動車メーカーだけあって株価爆上げしています。しかし移動平均から離れてきておりチャートを見た感じバブルな感じもしますがこの後の基本情報では割高感は無さそうです。
●基本情報です。4/15現在 株価3767円 時価総額61兆4585億円 売買代金786億円PER11.32倍 PBR 1.56倍 利回り1.72% ROE9.0%でこれだけ株価上昇してもPER11倍と割高とは言えなそうです。利回りも1.7%あり退職金をぶち込んで長期ホールドをしたい個人投資家もいるかもしれません。
●業務内容は四輪自動車で世界首位のメーカーです。国内シェアは3割で91%が自動車事業で金融は思ったより小さいです。Advanced Driveは、トヨタ自動車が開発した運転支援技術の一つで自動運転のレベルは0から5まであり、こちらはレベル2に該当します。高度な自動運転技術を用いて、ドライバーを支援することを目的としています。特に高速道路や交通の流れが多い道路での使用を想定しており、車両の周囲の状況をセンサーやカメラで把握し、車線の維持、速度調整、前方の車との安全な距離の保持などを自動で行うことができます。一部で「ハンズオフ」運転(手をハンドルから離すこと)が可能のようです。
●業績です。2024年3月期第三四半期、売上高前年同期比23.9%増34兆227億2000万円、営業利益前年同期比102.1%増の4兆2402億3800万円でQ3でこの業績は規格外です。円安も続いているので営業利益5兆も達成する可能性あるかもしれません。
●地域別台数と動力別販売台数ですが日本、欧米は同程度伸びていますがアジアやその他の伸びがイマイチです。電動車比率が一気に上がっていてHEVの台数がもともと大きかったですがさらに伸びています。今後数年はHEVのピークがくると言われているのでしばらくは安泰だと感じている個人投資家もいるかもしれません。
●所在地別営業利益ですが日本はダントツの稼ぎかしらでやっぱり日本企業は国内のほうが稼ぎやすいのかもしれません。次に台数は伸びていませんがアジアも営業利益は大きいです。欧米も伸びていますが利益を出すのは難しい場所なのかもしれません。
・【7267 ホンダ】
●続いて証券コード7267 ホンダですがまずはチャート確認したいと思います。青25週、オレンジ75週表示しています。しばらく高値更新していませんでしたがここ最近は急騰しています。ただこちらも移動平均から離れてきており警戒している個人投資家もいるかもしれません。
●基本情報です。4/15現在 株価1860円 時価総額9兆8208億円 売買代金219億円PER9.53倍 PBR 0.75倍 利回り3.12% ROE6.0%でこちらはPER10倍を切っています配当も3%超えており少しトヨタと比較すると人気がないとも言えそうです。
●業務内容は二輪で世界首位。四輪自動車で世界7位で二輪も収益源になっておりトヨタとは少し違います。ホンダの運転支援システム「Honda Sensing」は、安全性と運転支援の技術を集約したもので、様々な機能が含まれています。主な機能には以下のものがあります。衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)。道路逸脱抑制システム(RDM) - 車線を逸脱しそうになると、自動的にステアリングを調整して車線内に留まるよう支援します。アダプティブクルーズコントロール(ACC) - 前車との間隔を自動で保ちながら速度を調整します。車線維持支援システム(LKAS) - 車線の中央を保つようにステアリングを調整します。交通標識認識(TSR) - 交通標識を認識し、速度制限などの情報をドライバーに提供します。さらに、ホンダは「Honda Sensing 360」を導入しており、これは360度の周囲認識を可能とし、より高度な安全支援を提供します。例えば、低速時の交差点での前方交通警告や、車線変更時の衝突軽減支援などが含まれます。また、渋滞時アシスト(TJA)やドライバー注意監視システムなど、運転者の疲労や注意散漫を検知し、安全運転を支援する機能も備えています。自動運転のレベルは0から5まであり、こちらもレベル2に該当します。また、ホンダは「Honda Sensing Elite」というさらに高度なシステムも開発しており、これは限定的な条件下でのレベル3の自動運転(条件付き自動運転)を実現しています。レベル3のシステムでは、特定の運転環境下で運転者が車両の監視から完全に解放される場合がありますが、システムが運転者に制御を戻すよう要求した場合、運転者は運転を引き継ぐ必要があります。この技術は、ホンダが一部の特定モデルで実験的に導入しているもので、一般的な使用にはまだ広く展開されていません。
●業績です。2024年3月期第三四半期、売上高前年同期比19.8%増の14兆9994億9200万円、営業利益前年同期比46.7%増の1兆763億8500万円で営業利益率でトヨタには及びません。ただこちらも営業利益が1兆円越と驚異的な金額で株価に反映されてきています。
●主要市場の状況四輪事業ですがトヨタとは少し違い米国で販売台数増えています。中国は前年比で減少しており気になっている個人投資家もいるかもしれません。
●主要市場の状況二輪事業ですが全体的に増えていますがベトナムでは景気減速の影響で減少しています。
●配当ですが増配が予想されており過去の傾向だと配当性向30%程度のようです。
・【7201日産自動車】
●続いて証券コード7201日産自動車ですがまずはチャート確認したいと思います。青25週、オレンジ75週表示しています。他社とは明らかに異なるチャートになっており75週移動平均に抑えられています。エネルギーが溜まってきているようにも見えますが業績気になります。
●基本情報です。4/15現在 株価586.5円 時価総額2兆3516億円 売買代金96億円 PER5.86倍 PBR 0.39倍 利回り2.56% ROE4.6%でさすがにPER、PBR低すぎる感じもしますがここまで売られる理由探していきたいと思います。
●業務内容はルノー三菱自動車と企業連合を組んでおり自動車で91%、金融で9%です。日産自動車のプロパイロット2.0は、より高度な運転支援システムで、特に高速道路での運転を対象にしています。このシステムは、車線内での運転を自動でサポートし、特定の条件下で「ハンズオフ」運転(手をハンドルから離すこと)を可能にします。プロパイロット2.0は、先進的なセンサー技術と高精度な3D地図データを使用して、車線の中央を保ちながら運転することを支援します。ハンズオフは他社でも実用化出来ていないところもあり差別化になりますが、今の所プロパイロット2.0も自動運転のレベル2に分類されます。
●業績です。2024年3月期第三四半期、売上高前年同期比22.3%増の9兆1714億600万円、営業利益前年同期比65.1%増の4783億7500万円で営業利益伸びてきていますが営業利益率は5%程度でもう一声ほしいと感じている個人投資家もいるかもしれません。
●地域別ですが日本は販売台数一桁成長で北米は30%近く伸びています。個人的にはe-powerなど好きですが、この数字を見ると日本国内で日産がシェアを伸ばすのは難しいと感じている個人投資家もいるかもしれません。
●続いて欧州の販売台数17%成長で順調です。しかし中国の販売台数かなり減少しています。EVの影響でハイブリッドのイメージが弱い日産の売れ行きが良くなさそうです。もともと中国で100万台程度販売しており全体でもかなり大きな割合を占めていたのでこの傾向が続くと厳しいと感じている個人投資家もいるかもしれません。
・【7270 SUBARU】
●続いて証券コード7270 SUBARUですがまずはチャート確認したいと思います。青25週、オレンジ75週表示しています。新興企業のようなチャートですがゴールデンクロスしてきており注目している個人投資家もいるかもしれません。
●基本情報です。4/15現在 株価3577円 時価総額2兆6967億円 売買代金95億円 PER7.97倍 PBR 1.13倍 利回り2.68% ROE 10.0%でPBRは1倍越と自動車メーカーではかなり高く日産よりも人気株と言えそうです。
●業務内容は自動車で98%でトヨタが筆頭株主になっているようです。SUBARUの運転支援システム「アイサイト」は、多様な機能を備えています。特に、アイサイトver.3.0では、全車速追従機能付きクルーズコントロールやアクティブレーンキープなどの支援機能が含まれており、縦横の車両制御を提供しています。これは自動運転のレベル2に相当しますが、ハンズオフ走行はできません 。さらに進化した「アイサイトX」は、ステレオカメラと高精度3次元地図データを活用して、より高度な運転支援を実現しています。このシステムでは、特定の条件下でハンズオフ走行が可能であり、渋滞時にドライバーの負担を軽減します。また、周囲の車両を検知しながらのレーンチェンジ支援や、ドライバーの異常を検知して安全な停車を支援する機能も備えています
●業績です。2024年3月期第三四半期、売上高前年同期比24.5%増の3兆4963億9800万円、営業利益前年同期比73.6%増の3709億9300万円で自動車メーカーで営業利益率10%越は珍しいです。
●地域別ですがSUBARUは北米の割合がかなり高く、その他はほとんどありません。しかし営業利益はトヨタと同じく日本でかなり稼いでおり日本での営業利益率は30%越です。自動車メーカーでこの営業利益率は見たことない気がするのでSUBARUはEVのイメージなく脱落しそうですがコスト低減が出来る会社は生き残ると感じている個人投資家もいるかもしれません。
●通期計画ですが今回の計画では台数が少し下方修正されています。SUBARUは北米中心ですがアメリカを中心に自動車ローン金利が高くなりすぎており、ここから販売台数右肩上がりは少し厳しい気もします。
・【7261 マツダ】
●続いて証券コード7261 マツダですがまずはチャート確認したいと思います。青25週、オレンジ75週表示しています。長い下落トレンドですがダブル底を形成しつつあると感じている個人投資家もいるかもしれません。
●基本情報です。4/15現在 株価1809.5円 時価総額1兆1432億円 売買代金63億円 PER6.71倍 PBR 0.70倍 利回り2.76% ROE10.4%でPER6倍台はさすがに低すぎる感じもしますがマツダはEVのイメージは無いので投資家は避けている可能性があります。
●業務内容はマツダは四つの主要な事業セグメントを持っており、それぞれ日本、北アメリカ、ヨーロッパ、その他の地域での活動が含まれます。主な製品には四輪車、ガソリンおよびディーゼルエンジン、自動および手動トランスミッション、トラック、各種エンジン、トランスミッション部品、機械工具、鋳造用材料があります。i-ACTIVSENSE は、ドライバーの認知、判断、操作をサポートして事故のリスクを軽減します。このシステムは、スマート・ブレーキ・サポート(SBS)などの機能を持ち、衝突の危険を検知し被害軽減を図るための技術です。また、後退時に左右に接近した車を検知して衝突の危険を減少させる機能も備えています。MAZDA CO-PILOT CONCEPTは、2022年から導入されたシステムでドライバーを常時監視し、異常を感知した場合には自動で車線を維持しながら減速停止する機能や、高速道路での路肩退避機能などを含む自動運転技術です。今のところマツダでは自動運転のレベル2までで3は公式発表はないようです。
●業績です。2024年3月期第三四半期 、売上高前年同期比32.3%増の3兆5664億8800万円、営業利益2002億200万円で営業利益率はそこまで高くないですがマツダはトヨタなどと比べて値段の割に内装が豪華なのでそれで利益が出せるのはすごいです。
●続いて地域別販売台数ですが北米での伸びがすごいです。その他がマイナスで中国も一桁ですが元々台数が小さいので日産よりは影響小さいと感じている個人投資家もいるかもしれません。
●配当についてですが増配傾向で一時期無配の時期もありましたが乗り越えています。
・【7269 スズキ】
●続いて証券コード7269 スズキですがまずはチャート確認したいと思います。青25週、オレンジ75週表示しています。あまり見たことないような急回復を遂げています。高値更新を期待している個人投資家もいるかもしれません。
●基本情報です。4/15現在 株価1836円 時価総額3兆6069億円 売買代金118億円 PER14.81倍 PBR 1.56倍 利回り1.50% ROE 11.2%でスズキ有名ですが個人的に軽自動車のイメージが強いので日産、スバルの方が大きい感じしてましたが、時価総額3兆円もありPER,PBRも投資家から評価されています。
●業務内容は自動車、オートバイ、船外機、およびそれに関連する部品の製造および販売を主な事業としています。特にインドや東南アジアで強い市場シェアを持っています。運転支援システムには、「スズキセーフティサポート」があります。少し紹介するとデュアルセンサーブレーキサポート (DSBS) - これは衝突被害軽減ブレーキで、特定の条件下で前方の車両や歩行者を検知し、必要に応じて自動ブレーキが作動します。リアクロストラフィックアラート - 駐車場でのバック時に左右後方から接近する車両を検知し、ドライバーに警告します。車線逸脱抑制機能 - 車線を逸脱しそうになった際に、ステアリングに介入して車線内を維持するのをサポートします。ハイビームアシスト自動で切り替える機能です。自動運転レベルはレベル2でスズキではレベル3は公式発表が無いようです。
●業績です。2024年3月期第3四半期、売上高前年同期比12.7%増の3兆8474億8200万円、営業利益前年同期比29.8%増の3466億4800万円で利益の伸びが売り上げを上回っており今後は日本の自動車メーカーの大半がここを目指していくと感じている個人投資家もいるかもしれません。
●四輪車販売台数ですが思っていたよりもインドの販売台数が大きく株価急騰しており理由がこれを見るまで分かりませんでしたがここを評価している個人投資家もいるかもしれません。
●二輪車、マリンですが二輪車も着実に売り上げ営業利益率も10%以上で増加しています。マリン事業は売上は減少傾向ですが営業利益率が非常に高く他社の自動車メーカーとは違った良さがありそうです。
●株主還元ですが増配しており自社株買いも行い総還元性向は30.5%のようでまずまずといったところです。
・【7205日野】
●続いて証券コード7205 日野ですがまずはチャート確認したいと思います。青25週、オレンジ75週表示しています。25週移動平均に抑えられており不正問題が2022年にあった影響も大きそうです。
●基本情報です。4/15現在 株価506.2円 時価総額2908億円 売買代金5億6029万円PER赤字 PBR 0.79倍 利回り0% ROE 赤字トラックのイメージがありそれなりに儲かっていると思いましたが赤字でした。
●業務内容はトヨタグループの一員として、主にトラックやバスの製造および販売を行っています。この会社は普通トラックの国内大手であり、トヨタの受託生産や部品製造も手掛けています。また、アジア市場に特に注力しており、消防車や燃料電池車、クリーンディーゼル車など、環境に配慮した車両の開発にも力を入れています。日野自動車の運転支援システムはHino Edgeと呼ばれ、主な機能には自動ブレーキシステム 車線逸脱警告、電子安定プログラム - 車両の制御を助け、方向安定性を失いやすい状況で介入し、車両の転倒やスリップを防ぎます。テレマティクス機能 - 運転の状況をリアルタイムでモニタリングし、運転データを分析することで、効率的な運転サポートとメンテナンスの最適化を実現しこれらは大型トラックにも搭載されているようでまあまり知られていないかもしれません。
●業績です。2024年3月期第三四半期、売上高前年同期比2.8%増の1兆1415億1200万円、営業利益前年同期比-81.8%減の46億6800万円で1兆円企業の営業利益とは思えないほど苦しそうです。
●セグメント別ですがトラックバスの総需要合計は11万700台と前年に比べて24.5%の増加となりました。国内では微増、海外は14.8%減少で海外の比率も大きいので厳しそうです。しかし総需要は増えているのに営業利益が大きく減少しているのはリコールなどの影響なのか精査する必要ありそうです。
●・最後に
いかがでしたでしょうか。自動車メーカーは各社運転支援システムなどに名前を自由につけるので分かりにくいですが今回の動画である程度整理できた気がします。全体を見た感じアジアや中国で販売台数が落ち込んでいるメーカーがあるので気になりました。こういうときは小さいメーカーから影響が出始めるのでトヨタはハイブリッドのイメージもありまだまだ株価イケイケですが限界が近いメーカーもあった気がします。
今回は以上になります。今後このチャンネルは法人化して株の期待値上げるために展示会レポートなども提供していきますので良かったらチャンネル登録お願いします。
それでは最後までご視聴いただきありがとうございました。失礼します。
今後このチャンネルは法人化して株の期待値上げるために展示会レポートなども提供していきますので良かったらチャンネル登録お願いします。
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●・【EV戦略】
まずはEV戦略ですがこちらはトヨタ自動車からの引用で上の表がリチウムイオンEVで下が全個体電池EVの見通しです。現行トヨタではbZ4Xが出ていてそこからどの程度能力アップ、コスト低減するのかですが2026年の普及版は航続距離700キロで40%安いEVを目標にしているということでここまでくると一気に広まりそうです。現在は550万円から出ているので40%安いとなると330万円になり補助金も出ると200万円台になりガソリン車と変わらなくなりそうです。また全個体電池EVは航続距離1800キロということで実際そこまでは必要なさそうなのでその分電池の量を減らして安くなるとか家庭用蓄電池としても使われるとかそういった可能性ありそうです。
続いてEVのニュースですが日産自動車は2024年4月16日、2028年度の市場投入を目指して研究開発を進めている、全固体電池を製造する建設中のパイロット生産ラインを公開した。全固体電池は日本の自動車メーカーではトヨタ、ホンダ、日産が研究・開発を行なっており、いずれも2028年頃の実用化を目指しているが、パイロット生産の着手は日産が先頭に立ち、このパイロット生産ラインは2024年中に稼働を開始する計画としている。ということでパイロット生産ラインとは、全固体電池の試作や技術の検証、生産プロセスの開発を行うための実験的な生産設備のことです。実際の大量生産環境を模倣しつつ、スケールアップのための課題を克服したり、製造プロセスを最適化するための試行錯誤を可能にします。この段階では、生産効率の向上、コスト削減、品質管理の確立などが重点的に行われます。なお日産は、今後のEV製造に関しては組立部品数を低減するために、車体のサブフレーム部をアルミ鋳造で一体成型するギガキャスト技術を2027年頃から一部導入することも明らかにしています。
・【7203 トヨタ自動車】
●続いて証券コード7203 トヨタ自動車ですがまずはチャート確認したいと思います。青25週、オレンジ75週表示しています。世界最大の自動車メーカーだけあって株価爆上げしています。しかし移動平均から離れてきておりチャートを見た感じバブルな感じもしますがこの後の基本情報では割高感は無さそうです。
●基本情報です。4/15現在 株価3767円 時価総額61兆4585億円 売買代金786億円PER11.32倍 PBR 1.56倍 利回り1.72% ROE9.0%でこれだけ株価上昇してもPER11倍と割高とは言えなそうです。利回りも1.7%あり退職金をぶち込んで長期ホールドをしたい個人投資家もいるかもしれません。
●業務内容は四輪自動車で世界首位のメーカーです。国内シェアは3割で91%が自動車事業で金融は思ったより小さいです。Advanced Driveは、トヨタ自動車が開発した運転支援技術の一つで自動運転のレベルは0から5まであり、こちらはレベル2に該当します。高度な自動運転技術を用いて、ドライバーを支援することを目的としています。特に高速道路や交通の流れが多い道路での使用を想定しており、車両の周囲の状況をセンサーやカメラで把握し、車線の維持、速度調整、前方の車との安全な距離の保持などを自動で行うことができます。一部で「ハンズオフ」運転(手をハンドルから離すこと)が可能のようです。
●業績です。2024年3月期第三四半期、売上高前年同期比23.9%増34兆227億2000万円、営業利益前年同期比102.1%増の4兆2402億3800万円でQ3でこの業績は規格外です。円安も続いているので営業利益5兆も達成する可能性あるかもしれません。
●地域別台数と動力別販売台数ですが日本、欧米は同程度伸びていますがアジアやその他の伸びがイマイチです。電動車比率が一気に上がっていてHEVの台数がもともと大きかったですがさらに伸びています。今後数年はHEVのピークがくると言われているのでしばらくは安泰だと感じている個人投資家もいるかもしれません。
●所在地別営業利益ですが日本はダントツの稼ぎかしらでやっぱり日本企業は国内のほうが稼ぎやすいのかもしれません。次に台数は伸びていませんがアジアも営業利益は大きいです。欧米も伸びていますが利益を出すのは難しい場所なのかもしれません。
・【7267 ホンダ】
●続いて証券コード7267 ホンダですがまずはチャート確認したいと思います。青25週、オレンジ75週表示しています。しばらく高値更新していませんでしたがここ最近は急騰しています。ただこちらも移動平均から離れてきており警戒している個人投資家もいるかもしれません。
●基本情報です。4/15現在 株価1860円 時価総額9兆8208億円 売買代金219億円PER9.53倍 PBR 0.75倍 利回り3.12% ROE6.0%でこちらはPER10倍を切っています配当も3%超えており少しトヨタと比較すると人気がないとも言えそうです。
●業務内容は二輪で世界首位。四輪自動車で世界7位で二輪も収益源になっておりトヨタとは少し違います。ホンダの運転支援システム「Honda Sensing」は、安全性と運転支援の技術を集約したもので、様々な機能が含まれています。主な機能には以下のものがあります。衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)。道路逸脱抑制システム(RDM) - 車線を逸脱しそうになると、自動的にステアリングを調整して車線内に留まるよう支援します。アダプティブクルーズコントロール(ACC) - 前車との間隔を自動で保ちながら速度を調整します。車線維持支援システム(LKAS) - 車線の中央を保つようにステアリングを調整します。交通標識認識(TSR) - 交通標識を認識し、速度制限などの情報をドライバーに提供します。さらに、ホンダは「Honda Sensing 360」を導入しており、これは360度の周囲認識を可能とし、より高度な安全支援を提供します。例えば、低速時の交差点での前方交通警告や、車線変更時の衝突軽減支援などが含まれます。また、渋滞時アシスト(TJA)やドライバー注意監視システムなど、運転者の疲労や注意散漫を検知し、安全運転を支援する機能も備えています。自動運転のレベルは0から5まであり、こちらもレベル2に該当します。また、ホンダは「Honda Sensing Elite」というさらに高度なシステムも開発しており、これは限定的な条件下でのレベル3の自動運転(条件付き自動運転)を実現しています。レベル3のシステムでは、特定の運転環境下で運転者が車両の監視から完全に解放される場合がありますが、システムが運転者に制御を戻すよう要求した場合、運転者は運転を引き継ぐ必要があります。この技術は、ホンダが一部の特定モデルで実験的に導入しているもので、一般的な使用にはまだ広く展開されていません。
●業績です。2024年3月期第三四半期、売上高前年同期比19.8%増の14兆9994億9200万円、営業利益前年同期比46.7%増の1兆763億8500万円で営業利益率でトヨタには及びません。ただこちらも営業利益が1兆円越と驚異的な金額で株価に反映されてきています。
●主要市場の状況四輪事業ですがトヨタとは少し違い米国で販売台数増えています。中国は前年比で減少しており気になっている個人投資家もいるかもしれません。
●主要市場の状況二輪事業ですが全体的に増えていますがベトナムでは景気減速の影響で減少しています。
●配当ですが増配が予想されており過去の傾向だと配当性向30%程度のようです。
・【7201日産自動車】
●続いて証券コード7201日産自動車ですがまずはチャート確認したいと思います。青25週、オレンジ75週表示しています。他社とは明らかに異なるチャートになっており75週移動平均に抑えられています。エネルギーが溜まってきているようにも見えますが業績気になります。
●基本情報です。4/15現在 株価586.5円 時価総額2兆3516億円 売買代金96億円 PER5.86倍 PBR 0.39倍 利回り2.56% ROE4.6%でさすがにPER、PBR低すぎる感じもしますがここまで売られる理由探していきたいと思います。
●業務内容はルノー三菱自動車と企業連合を組んでおり自動車で91%、金融で9%です。日産自動車のプロパイロット2.0は、より高度な運転支援システムで、特に高速道路での運転を対象にしています。このシステムは、車線内での運転を自動でサポートし、特定の条件下で「ハンズオフ」運転(手をハンドルから離すこと)を可能にします。プロパイロット2.0は、先進的なセンサー技術と高精度な3D地図データを使用して、車線の中央を保ちながら運転することを支援します。ハンズオフは他社でも実用化出来ていないところもあり差別化になりますが、今の所プロパイロット2.0も自動運転のレベル2に分類されます。
●業績です。2024年3月期第三四半期、売上高前年同期比22.3%増の9兆1714億600万円、営業利益前年同期比65.1%増の4783億7500万円で営業利益伸びてきていますが営業利益率は5%程度でもう一声ほしいと感じている個人投資家もいるかもしれません。
●地域別ですが日本は販売台数一桁成長で北米は30%近く伸びています。個人的にはe-powerなど好きですが、この数字を見ると日本国内で日産がシェアを伸ばすのは難しいと感じている個人投資家もいるかもしれません。
●続いて欧州の販売台数17%成長で順調です。しかし中国の販売台数かなり減少しています。EVの影響でハイブリッドのイメージが弱い日産の売れ行きが良くなさそうです。もともと中国で100万台程度販売しており全体でもかなり大きな割合を占めていたのでこの傾向が続くと厳しいと感じている個人投資家もいるかもしれません。
・【7270 SUBARU】
●続いて証券コード7270 SUBARUですがまずはチャート確認したいと思います。青25週、オレンジ75週表示しています。新興企業のようなチャートですがゴールデンクロスしてきており注目している個人投資家もいるかもしれません。
●基本情報です。4/15現在 株価3577円 時価総額2兆6967億円 売買代金95億円 PER7.97倍 PBR 1.13倍 利回り2.68% ROE 10.0%でPBRは1倍越と自動車メーカーではかなり高く日産よりも人気株と言えそうです。
●業務内容は自動車で98%でトヨタが筆頭株主になっているようです。SUBARUの運転支援システム「アイサイト」は、多様な機能を備えています。特に、アイサイトver.3.0では、全車速追従機能付きクルーズコントロールやアクティブレーンキープなどの支援機能が含まれており、縦横の車両制御を提供しています。これは自動運転のレベル2に相当しますが、ハンズオフ走行はできません 。さらに進化した「アイサイトX」は、ステレオカメラと高精度3次元地図データを活用して、より高度な運転支援を実現しています。このシステムでは、特定の条件下でハンズオフ走行が可能であり、渋滞時にドライバーの負担を軽減します。また、周囲の車両を検知しながらのレーンチェンジ支援や、ドライバーの異常を検知して安全な停車を支援する機能も備えています
●業績です。2024年3月期第三四半期、売上高前年同期比24.5%増の3兆4963億9800万円、営業利益前年同期比73.6%増の3709億9300万円で自動車メーカーで営業利益率10%越は珍しいです。
●地域別ですがSUBARUは北米の割合がかなり高く、その他はほとんどありません。しかし営業利益はトヨタと同じく日本でかなり稼いでおり日本での営業利益率は30%越です。自動車メーカーでこの営業利益率は見たことない気がするのでSUBARUはEVのイメージなく脱落しそうですがコスト低減が出来る会社は生き残ると感じている個人投資家もいるかもしれません。
●通期計画ですが今回の計画では台数が少し下方修正されています。SUBARUは北米中心ですがアメリカを中心に自動車ローン金利が高くなりすぎており、ここから販売台数右肩上がりは少し厳しい気もします。
・【7261 マツダ】
●続いて証券コード7261 マツダですがまずはチャート確認したいと思います。青25週、オレンジ75週表示しています。長い下落トレンドですがダブル底を形成しつつあると感じている個人投資家もいるかもしれません。
●基本情報です。4/15現在 株価1809.5円 時価総額1兆1432億円 売買代金63億円 PER6.71倍 PBR 0.70倍 利回り2.76% ROE10.4%でPER6倍台はさすがに低すぎる感じもしますがマツダはEVのイメージは無いので投資家は避けている可能性があります。
●業務内容はマツダは四つの主要な事業セグメントを持っており、それぞれ日本、北アメリカ、ヨーロッパ、その他の地域での活動が含まれます。主な製品には四輪車、ガソリンおよびディーゼルエンジン、自動および手動トランスミッション、トラック、各種エンジン、トランスミッション部品、機械工具、鋳造用材料があります。i-ACTIVSENSE は、ドライバーの認知、判断、操作をサポートして事故のリスクを軽減します。このシステムは、スマート・ブレーキ・サポート(SBS)などの機能を持ち、衝突の危険を検知し被害軽減を図るための技術です。また、後退時に左右に接近した車を検知して衝突の危険を減少させる機能も備えています。MAZDA CO-PILOT CONCEPTは、2022年から導入されたシステムでドライバーを常時監視し、異常を感知した場合には自動で車線を維持しながら減速停止する機能や、高速道路での路肩退避機能などを含む自動運転技術です。今のところマツダでは自動運転のレベル2までで3は公式発表はないようです。
●業績です。2024年3月期第三四半期 、売上高前年同期比32.3%増の3兆5664億8800万円、営業利益2002億200万円で営業利益率はそこまで高くないですがマツダはトヨタなどと比べて値段の割に内装が豪華なのでそれで利益が出せるのはすごいです。
●続いて地域別販売台数ですが北米での伸びがすごいです。その他がマイナスで中国も一桁ですが元々台数が小さいので日産よりは影響小さいと感じている個人投資家もいるかもしれません。
●配当についてですが増配傾向で一時期無配の時期もありましたが乗り越えています。
・【7269 スズキ】
●続いて証券コード7269 スズキですがまずはチャート確認したいと思います。青25週、オレンジ75週表示しています。あまり見たことないような急回復を遂げています。高値更新を期待している個人投資家もいるかもしれません。
●基本情報です。4/15現在 株価1836円 時価総額3兆6069億円 売買代金118億円 PER14.81倍 PBR 1.56倍 利回り1.50% ROE 11.2%でスズキ有名ですが個人的に軽自動車のイメージが強いので日産、スバルの方が大きい感じしてましたが、時価総額3兆円もありPER,PBRも投資家から評価されています。
●業務内容は自動車、オートバイ、船外機、およびそれに関連する部品の製造および販売を主な事業としています。特にインドや東南アジアで強い市場シェアを持っています。運転支援システムには、「スズキセーフティサポート」があります。少し紹介するとデュアルセンサーブレーキサポート (DSBS) - これは衝突被害軽減ブレーキで、特定の条件下で前方の車両や歩行者を検知し、必要に応じて自動ブレーキが作動します。リアクロストラフィックアラート - 駐車場でのバック時に左右後方から接近する車両を検知し、ドライバーに警告します。車線逸脱抑制機能 - 車線を逸脱しそうになった際に、ステアリングに介入して車線内を維持するのをサポートします。ハイビームアシスト自動で切り替える機能です。自動運転レベルはレベル2でスズキではレベル3は公式発表が無いようです。
●業績です。2024年3月期第3四半期、売上高前年同期比12.7%増の3兆8474億8200万円、営業利益前年同期比29.8%増の3466億4800万円で利益の伸びが売り上げを上回っており今後は日本の自動車メーカーの大半がここを目指していくと感じている個人投資家もいるかもしれません。
●四輪車販売台数ですが思っていたよりもインドの販売台数が大きく株価急騰しており理由がこれを見るまで分かりませんでしたがここを評価している個人投資家もいるかもしれません。
●二輪車、マリンですが二輪車も着実に売り上げ営業利益率も10%以上で増加しています。マリン事業は売上は減少傾向ですが営業利益率が非常に高く他社の自動車メーカーとは違った良さがありそうです。
●株主還元ですが増配しており自社株買いも行い総還元性向は30.5%のようでまずまずといったところです。
・【7205日野】
●続いて証券コード7205 日野ですがまずはチャート確認したいと思います。青25週、オレンジ75週表示しています。25週移動平均に抑えられており不正問題が2022年にあった影響も大きそうです。
●基本情報です。4/15現在 株価506.2円 時価総額2908億円 売買代金5億6029万円PER赤字 PBR 0.79倍 利回り0% ROE 赤字トラックのイメージがありそれなりに儲かっていると思いましたが赤字でした。
●業務内容はトヨタグループの一員として、主にトラックやバスの製造および販売を行っています。この会社は普通トラックの国内大手であり、トヨタの受託生産や部品製造も手掛けています。また、アジア市場に特に注力しており、消防車や燃料電池車、クリーンディーゼル車など、環境に配慮した車両の開発にも力を入れています。日野自動車の運転支援システムはHino Edgeと呼ばれ、主な機能には自動ブレーキシステム 車線逸脱警告、電子安定プログラム - 車両の制御を助け、方向安定性を失いやすい状況で介入し、車両の転倒やスリップを防ぎます。テレマティクス機能 - 運転の状況をリアルタイムでモニタリングし、運転データを分析することで、効率的な運転サポートとメンテナンスの最適化を実現しこれらは大型トラックにも搭載されているようでまあまり知られていないかもしれません。
●業績です。2024年3月期第三四半期、売上高前年同期比2.8%増の1兆1415億1200万円、営業利益前年同期比-81.8%減の46億6800万円で1兆円企業の営業利益とは思えないほど苦しそうです。
●セグメント別ですがトラックバスの総需要合計は11万700台と前年に比べて24.5%の増加となりました。国内では微増、海外は14.8%減少で海外の比率も大きいので厳しそうです。しかし総需要は増えているのに営業利益が大きく減少しているのはリコールなどの影響なのか精査する必要ありそうです。
●・最後に
いかがでしたでしょうか。自動車メーカーは各社運転支援システムなどに名前を自由につけるので分かりにくいですが今回の動画である程度整理できた気がします。全体を見た感じアジアや中国で販売台数が落ち込んでいるメーカーがあるので気になりました。こういうときは小さいメーカーから影響が出始めるのでトヨタはハイブリッドのイメージもありまだまだ株価イケイケですが限界が近いメーカーもあった気がします。
今回は以上になります。今後このチャンネルは法人化して株の期待値上げるために展示会レポートなども提供していきますので良かったらチャンネル登録お願いします。
それでは最後までご視聴いただきありがとうございました。失礼します。