個人投資家+YouTuber =さんとうきん

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カテゴリ: 未来の再エネ

こんにちはさんとうきんです。今回は【未来の再エネ⑦カーボンプライシング】東京電力が1兆円の追加負担?についてやっていきたいと思います。自分は電験二種を保有しており電験取得後の仕事に関連しそうな最新ニュースの提供していきます。

詳細はYouTubeでやっているので良かったらご覧ください。


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今回の動画も頭がいかれていると思われそうですし、またチャンネル登録者数が減ってしまいそうですが将来の仕事を考えるうえで土台になり電気主任技術者、または電気技師として生きていくには重要な基礎知識になるのでやっていきたいと思います。

前回の未来の再エネ⑥ 2030年に起こることのグレートリセットがカーボンプライシングを表していて、今回の動画がはそれによって起こることになるのでよかったら合わせてご覧ください。

・カーボンプライシング
まずはカーボンプライシングですが、こちらは環境省のホームページからの抜粋でカーボンプライシングの種類を説明しています。今回紹介するのは炭素税と排出量取引ETSなのでこの二つだけ簡単に説明すると、炭素税は電気など1kwh利用すると1円など利用量に応じて課税される仕組みで主に個人に課せられそうです。

次に排出量取引は企業ごとに二酸化炭素の排出上限を決めてそこを超えた企業と少ない企業で排出枠を取引するということで、こちらは企業がメインになりそうでETSと呼ばれているようです。

どちらも炭素1トン当たりいくらなどで比較できるので似たようなものだと思ってよさそうです。

・世界銀行・・
こちらは世界銀行から出ている資料でカーボンプライシングについて書かれています。世界銀行と無関係のようですが排出量取引などは株のように取り引きされますし証券化されて金融商品として取引されるので無関係というわけではないようです。

次にこちらはカーボンプライシングの国別の価格表で縦軸が二酸化炭素1トン当たりの価格がドル表記、横軸は国別です。先ほどの炭素税と排出量取引のETSがあり各国導入状況に差がありますが、問題なのは国によって価格が全く違います。

日本は1トン当たり2ドルですがウルグアイでは137ドルで60倍以上の差があります。ある報告書によると2030年に60~100ドルが推奨されているようなのですが日本ではあまり浸透していません。

これは個人的な意見ですが、株価はここら辺を織り込んでないのでそのうち織り込みに行く日がくるかもしれません。

では仮に1トン当たり80ドルとすると、大体二酸化炭素1トンあたり1万円とすると東京電力でどうなるのかシミュレーションしていきます。

・東京電力1兆円+αの追加負担
続いて東京電力1兆円の追加負担ですがこちらは東京電力のホームページからの抜粋で黄色が二酸化炭素排出量です。これだと最近は減少していますが電力自由化で他社が販売したものは含まれておらず減少しているだけで省エネや再エネの増加で二酸化炭素排出が減っているというわけではないので注意が必要です。

直近だと8000万トンですが計算も手間ですし他社に売っている分もあると思うので大体1億トンにしてざっくり計算します。

二酸化炭素1トン当たり1万円でしたので1万円×1億トンなので1兆円と出ました。今の東京電力の売上が8兆円ほどなので大体10%ほど上がる計算になります。

思ったほどではないですがこれプラス燃料費が上がるのではないかと思います。化石燃料の価格が下がると使用量が増えるのでそういった仕組みにはならないはずなのでこの10%はおまけ程度で実際どこまで上がるか未知数です。

そしていよいよ2023年に排出量取引市場が開かれるようでこれをきっかけに株式市場が崩壊して不景気がくるかもしれません

まとめ
いかがでしたでしょうか。個人的にはグレートリセット=カーボンプライシングだと思いますしいろいろな私生活に影響がありそうです。太陽光反対派は駆逐されて今後はベースロード電源がどの程度までなら減らせるのか、その限界ラインはどこなのかというのがキーポイントになっていきそうですが、制度の変更の際には思わぬトラブルが起きるので停電には備えておきたいです。

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それでは最後までご視聴いただきありがとうございました。失礼します。

こんにちはさんとうきんです。今回は【2030年までに起こること】インフレは終わらないについてやっていきたいと思います。自分は運用資産が3000万円のアラサー個人投資家で仮想通貨と株に投資しております。

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実はグレートリセットについては岸田首相も言っており2022年1月18日に行われた世界経済フォーラム、いわゆるダボス会議での発言を抜粋すると、「今、我々は、Great Reset の先の世界を描いて行かなければなりません。新しい時代を切り拓くためには、価値観や置かれている状況、立場の違いを超えて対話を積み重ねることで、多くの人が、信頼によってつながることが極めて重要です。」と言っており避けては通れなさそうなので手間ですが翻訳していきたいと思います。

・グレートリセット
●もしかしたら皆さんもグレートリセットについて聞いたことあるかもしれませんが陰謀論的な雰囲気がどうしても出てしまいます。しかし、世界経済フォーラムから2018年に2030年までに起こる8つの予言という動画が出ております。

自分の結論からいうと今回のキーポイントは炭素税でそれに伴うインフレではないかと思います。ただしネットで言われている陰謀論的な所有権や財産権がなくなるというのはデマな気がしました。

今回は自分もきちんと自分で翻訳したことなかったので、こちらを一つずつすべて翻訳してインフレ対しての理解を深めたいと思います。


・8つの予言
●まずは2018年4月10日にこちらの動画と共にこんなツイートが出ていました。翻訳すると肉は特別なご馳走になるです。牛は温暖化ガスを大量に排出するのでここら辺がキーポイントになってきそうです。

●続いて左があなたは何も持たずに幸せになる
●右があなたが欲しいものは何でも借りて、ドローンで配達します
ということでここが個人の所有権が無くなるのではないかと言われておりますが、2030年までにそこまでの変化は無さそうな気はしています。EVなんか来ないと言われていますがカーシェアが格安で提供されると2台のうち1台を減らしたりするくらいなら問題なく2030年でも広がりそうです。

インフレのために生活費を削らないと生きていけないのでリースになるとも取れるそうです。iPhoneなんかが良い例で20万円近くすると変えずに分割にしますがこれはリースしているようなものかもしれません。

ちなみに財産権が無くなりお金が無くなるという人もYouTubeにいますがここにあるレントの意味はお金を払って借りるということで、お金が無くなるということでは無いのでやはり自分でこうして翻訳していると見えてくるものがあるかもしれません。

●続いて左がアメリカ一強が終わる
●右が一握りの国が支配する
ということで国連がありますが機能不全に陥っているので新しい世界統一政府的なものができるかもしれません。

●続いて左が臓器提供者を待って死ぬことはない
●右が臓器提供ではなくプリントされた臓器を代わりに移植する
続いていよいよ3Dプリントの時代ということで、実現すると臓器提供だけでなく病気の治療も臓器入れ替えなどにより寿命が延びるかもしれません。

●続いて左が少ない肉を食べる
●右が環境と健康のために、主食ではなく、たまのご褒美に。
ということでここでも肉が出てきており、牛は温暖化ガスの排出が多いので価格が上がると自分は考えています。

●続いて左が10億人が気候変動で居住地を変える
●右が難民を受け入れ、統合するために、より良い仕事をしなければならないでしょう。
ということでここは電気主任技術者に大きくかかわります。電験三種などの国家資格があればなかなか移民は取得することが難しいですが、資格が不要となると移民でも仕事ができるのでライバルになります

●続いて左が汚染者は二酸化炭素を排出するためにお金を払わなければならなくなる
●右が国際炭素価格がありこれは、化石燃料の歴史を作るのに役立ちます。
ということでやはり炭素税というのは前提で物事を考えていかなければなりません。日本でも電力会社が二酸化炭素排出枠を国から買うという制度が始まろうとしていますし電気料金は今後も上がっていくことを想定しないとダメそうです。

●続いて左が火星に行く準備をしているかもしれない
●右が科学者たちは、宇宙であなたの健康を維持する方法を発見していることでしょう。
異星人を探す旅の始まり
ということでイーロンマスクも火星移住の準備をしているといわれており温暖化を想定しているかもしれません。

●続いて左が西洋の価値観は限界点まで試されるだろう
●右が私たちの民主主義を支える抑制と均衡を忘れてはなりません
ということで西洋の価値=資本主義だと思うので貧富の格差が今後も開いていくことを予言している気がしました。

・インフレが始まりそう
続いてこちらはアメリカ10年債のチャートで現在は急騰したとはいえ1960年の入り口程度の金利の高さです。異例の低金利時代と言われていましたが1950年代も同じようなときがありそこから少しづつ加速して上昇していきました。

インフレはいったん上がると継続して上昇していくので大底を付け10年以上上がっていくかもしれません。

ということでグレートリセットについてなんとなく理解が深まったと思いますし、そんなに怖いものではないと思います。しかし、いくつか備えないといけないことがあり炭素税とそれに伴うインフレには備えないといけなそうです。具体的には住宅ローンを固定金利にしたり、住宅用太陽光やオール電化などでエネルギー消費を減らすことで電気料金高騰にも耐えれそうですし、蓄電池もそのうち導入することを検討しています。

適切に個人も設備投資しないと大きく損をする時代になりつつあり、今までのデフレのように何もしないで現金で持って置く人が得をする時代が終わりそうです。

特に炭素税とかありえないとか、日本では起こらないと考えている人が大半ですが、これを無視して作られた製品には関税がかけられ輸出できなくなることが想定されます。炭素税を導入するコストよりも輸出できない損失が大きくなる仕組みを他国は作ってくるのでこれに乗らないという選択肢はありません。

炭素税で原油の価値が無くなると考える人もいますがそれも真逆で原油の価格が下がると消費量は増えるので今後も化石燃料はジグザグしながら上がり続けそうです。


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まとめ
いかがでしたでしょうか。個人で出来ることはそこまで多くないですが道を踏み外すと思わぬ落とし穴はありそうなので衝撃に備えた仕組みつくり、ポートフォリオつくりを発信していきますので良かったらチャンネル登録お願いします。

それでは最後までご視聴いただきありがとうございました。失礼します。

こんにちはさんとうきんです。今回は【米国株】テスラは安いのかとEVの未来についてやっていきたいと思います。

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投資の推奨ではございませんので投資の判断はご自分でお願いします。自分は運用資産が3000万円のアラサー個人投資家で仮想通貨と株に投資しています。

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・納車台数が予想を下回る
まずは納車台数が予想を下回るということで、2日のテスラの発表資料によると、10-12月期の世界納車台数は40万5278台と、ブルームバーグ集計のアナリスト予想平均(42万760台)に届かなかった。四半期ベースとしては過去最高を記録したが、新しい組立工場を昨年2カ所開設したにもかかわらず、納車を5割拡大するとの目標は未達となった

ということで最近の株価暴落の原因の一つとして納車台数が予想を下回るという事件がありました。株価が100ドル目前ですがこの価格で割安なのか、EVの未来など見ていきたいと思います

・テスラは割安なのか
続いて、テスラは割安なのかですが、1月4日時点での基本情報確認していきます。こちらテスラの月足チャートでRSI表示しています。株価108.1ドルで過去2回大きく跳ねる場面があり大体20倍ずつ暴騰しました。

割安かどうかは置いといても20倍になった直後なのでここからV字回復で高値更新は期待できないかなとはお思います。前回は丸5年横横で今回も暴落しないにしても横ばいの期間は相当長くなるかもしれません。

続いてテスラ基本情報です。時価総額3400億ドルで約40兆円、PER32.5倍PBR36.16倍、ROE24.35%ということでPERは人気株の割には落ち着いてきましたがPBRがかなり割高に感じてしまいます。時価総額も40兆円ということで今までと同じ成長率というわけにはいかないかもしれません。

ただし月足RSIは過去最低レベルで買い向かいたいところでもあります。買うにしても10発、5発に分けて1発分ならありかもしれませんが全資産とか、信用レバレッジ買いは勝てる気がしないですね。EVの未来を考えてテスラの成長ポテンシャルを見ていきます

・EVの未来
続いてEVの未来ですが、こちらはテスラの生産台数のチャートで直近だと四半期で32万台程度のようです。年間だと100万台なのでとうとうEVが1社で年間100万台越の生産台数になり広がってきています。

次にこちらは世界の自動車の販売台数で大体毎年8000万台も生産されておりトヨタが1000万台とかなので同程度だとするとここから10倍程度が限界かもしれません。ただし日本電産の会長はEVは低価格となり新興国の需要が激増し3億台とも言っているのでもう少し生産台数が増えたり、パワーウォールなどの家庭用蓄電池、電力用蓄電池もかなりお得までいかなくてもトントン程度まできているので蓄電池市場もある程度は獲得していきそうです。これから再エネが大きくなると停電が増えたりしながらも太陽光や風力の電力を蓄えて利用することが普及していくので思わぬ増収増益はありえそうです。

テスラの製造過程は革新的でプレスを利用して部品点数の削減、バッテリーでは正極材を銅やアルミに付着させた後に水分を飛ばしますが半固体の材料を利用して工程を省いたりなどEVだけでなくバッテリーでも競争力はかなりあるようで実際に100万台程度の生産台数で黒字にもっていってるのがすごいですね。

ただしそこらへんを考えても今の時点で40兆円の時価総額となるとトヨタ以上なので、かなり将来の成長を織り込んだ株価となっていそうです。

自分の戦略としては崩壊した場合のみ買っていきたいですし、目安としては月足RSIが30を割る辺りまでは手を出しずらいです。将来の成長を織り込んだ株価の場合、崩壊すると10年程度かけて実際に生産台数が伸びてくると株価も戻ってくる場合多いかなと思います。2040年に1000万台近くになれば今回の高値付近まで戻ることを狙い100ドル以下、50ドル程度で仕入れれると大失敗とまではいかなかもしれません

テスラは株価の値上がりというより失敗した時を考えて、配当目当てで長期間保有で年率10%程度を期待して買うならありなのかもしれません。


まとめ
いかがでしたでしょうか。PBRが2桁の銘柄は少し危険な香りがするので、個人的には買いずらい銘柄ですしここまで株価が垂直落下しているとショックが起きると1/10になる銘柄が多くあったのでかなり警戒しています。しかし、確実に伸びていく業界なので安く仕込めると配当が出始めれば安定的に収入が期待できるので価格によっては仕入れていきたいですね。

詳細はYouTubeでやっているので良かったらご覧ください。


こんな感じで今回は以上になります。

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それでは最後までご視聴いただきありがとうございました。失礼します。

こんにちはさんとうきんです。今回はCCSは現実的なのかについてをやっていきたいと思います。自分は電験二種を保有しており省エネにも携わった経験を元にやっていきたいと思います。

詳細はYouTubeでやっているので良かったらご覧ください。


CCSとはCarbon dioxide Capture and Storageで火力発電の二酸化炭素を地中に蓄える仕組みで、蓄えずに利用するだけだったり、蓄えて利用したりでCCUSやCCUなどがありますが火力の二酸化炭素を大気中に放出する量を減らすための技術です。この技術がどれだけポテンシャルがあるのか調べていきたいと思います。電験でも今後新技術について出題されると思うので良かったらご覧ください。

結論からいうとCCSはいくらかは普及するけれども今でいうと地熱的な地味なポジションになる感じがしました。理由としては今の段階で世界で一機しか稼働していないようですし、排出源によって二酸化炭素濃度違うのですべてで活用できない可能性があり、これが10年で爆発的に増えるという感じがしませんでした。そういった内容で詳しくやっていきたいと思います。

これからも電気に関しての技術、設備などに関して動画作っていきますので良かったらチャンネル登録お願いします。

・CCSとは
まずはCCSとはですがこちらは全体の仕組みですが、自分が勘違いしていたのは地中に金属容器的なものを埋めてそこに二酸化炭素を入れるのかと思いきや、漏れない遮へい層や二酸化炭素を蓄える貯留層を見つけてそこに二酸化炭素をぶち込むというなかなかトリッキーな発想です。

製油所、発電プラントなどから回収設備に送り地中に圧力をかけてぶち込みます。仕組みとしては単純そうですが深いですしぶち込む際にもエネルギー消費をするのが難点のようです。

続いてこちらは排出源別の二酸化炭素の濃度の図で、単純に二酸化炭素を回収するといっても排出される二酸化炭素濃度に応じてコストが違うようです。当然薄いところから二酸化炭素を抽出しようとするとコストがかかるようでなかなかCCSを調べないとこういう観点で考えなそうな問題点があるようです。

少し気になるのは天然ガスだと二酸化炭素の濃度が低いのでもしかしたらCCSが普及すると石炭火力の方がトータルでパフォーマンスが良いのかもしれません。

続いて自然エネルギー財団から資料を抜粋したいと思います。

現在CCSが稼働しているのはカナダの11.5万キロワットの発電所のみでアメリカにもあったようですが2020年にあった石油暴落で採算が取れなくなり無くなったようです。

こちらはアメリカのCCSの実証プロジェクトの結果ですが完了しているのは1件のみで、この1件が先ほどのアメリカのCCSでしたが2020年になくなったので現在ではこれだけの実証プロジェクトがありながら残っているものがないようです。

・日本では2050年にCCSで1億トン・・
続いて日本では2050年にCCSで1億トンということで、抜粋すると、2022年1月に「CCS 長期ロードマップ検討会」を立ち上げた。経済産業省は「日本の CCS の想定年間貯留量の目安」として、2050 年時点で年間約 1.2~2.4 億トンという数値を示しておりその根拠として示すのは、IEA の描く三つのエネルギーシナリオにおける世界全体のCO2回収・貯留量に、現時点での世界全体に占める日本の CO2排出割合(3.3%)を乗じたという説明である。

ということで2050年に1億トンとなるとかなりの量になりそうですが先ほどの米国のレポートでもわかるように、CCS プロジェクトは計画、開発着手したものの稼働にいたらない案件が相当数存在していますし問題点もあるようで抜粋すると

排出削減技術を評価した IEA の報告書では、「現在の技術による回収率は 85~95%でり、CCS石炭火力からは 100 gCO2/kWh から 140 gCO2/kWh が排出される」としている。85~95%回収されるとしても、5~15%の CO2が排出される。

また、欧州の脱炭素戦略の中では、「90%を超える回収率を達成するのは困難で、非常にコストがかかる。つまり、化石燃料に用いられる CCS は、現在のところ完全な脱炭素化を達成できていないのである」と明確に指摘している。天然ガス火力発電での CCS 回収率に関する研究では、99%の回収を行うと 90%回収の場合の約 2 倍のコストを要するという結果が示されている。
しかし更に問題なのは、現実に稼働している CCS 火力発電所の回収実績が 90%というレベルには遠く及ばない低い水準に留まっていることである。前述のとおり、これまで世界で実現した CCS火力は二つ、米国のペトラノバとカナダのバウンダリーダムである。この二つの実例を見ると、両方とも当初予定していたような 90%程度の CO2回収を実現できず、6~7割程度の回収率にとどまっている。

この理由としては回収した CO2を圧縮する装置のトラブルが上げられています。

ということで2030年には商用運転しないといけなはずですがなかなかハードルが高い気がしてしまいました。ぶち込もうとしている二酸化炭素量が多すぎて本当に入りきるのか、入っても10%程度は排出されるというところからも必要最低限のベースロード電源以外は使い物にならないかもしれません。

・日本に適地がない
続いて日本には適地がないということで、抜粋すると

世界でこれまで実現した商業規模の CCS プロジェクト 31 件のうち、28 件が陸域での貯留であり、このうち 22 件は、枯渇してきた油田で生産量を上げるため、回収した CO2を注入する EOR(Enhanced Oil Recovery:原油増進回収)方式で行われているものである(表 2)。石油増
産という経済的メリットがあって初めて成立する方式だ。

経済産業省は、苫小牧で行った日本初の「CCS 大規模実証試験」で累計圧入量が目標の 30 万トンを3年かけて達成したとその成果を報告し、「いよいよ実現も間近」としている31。しかし、CO2は、「高効率」と称する超々臨界(USC)方式であっても年間約 500 万トン33であるから、苫小牧のプロジェクトは「大規模」といっても、実際に必要な規模からすれば 50 分の1程度に留まる。

日本では陸域に CO2貯留に適した場所がなく、またそもそも EOR に用いることのできる油田もない。このため、経済産業省が貯留場所を見つけようとしているのは、もっぱら海域である。コストが高く、輸送や貯留の技術が確立されていない。つまり、日本での CCS プロジェクトは貯留場所を海域に依存せざるを得ず、EOR も使えないという意味で二重のハンディキャップを負っている。この弱点は経済産業省も率直に認めており、「日本では、EOR が現実的でなく、発電分野においては、比較的分離回収コストも高く、検討されるビジネスモデルは追加で CO2を回収し、帯水層貯留を実施するパターンとなる29」と記載している。

ということであと7年で何百万トンもぶち込める設備が本当にできるのか、経営状態が悪い電力会社がそのリスクを取れるのか少し不安になってしまう内容でした。

・リスク
続いてリスクですがこういったことがあるとのことでリスクが大きそうなものを2つ抜粋しました。一つ目が一番上の項目で、漏れて人体に影響があるということで消化設備でも二酸化炭素で人が死んでいるように二酸化炭素が噴き出ると酸欠で死んでしまうので地震でも問題ないのか少し怖い部分ではあります。

次に地熱などほかの用途へ影響ということで経済産業省は帯水層に二酸化炭素をぶちこむパターンを検討しているようですが温泉、地下水などの流量に大きな影響を与えそうで10年ちょろちょろ出ていたものが数年で大量に出て枯渇するなどになると損害賠償になるので電力会社がこのリスクを背負って事業するのかという問題がありそうです。

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・まとめ
いかがでしたでしょうか、こうやってみるとなんとなくイメージで理解していた部分が多くて実際は非現実的ですし、ヨーロッパが石炭火力廃止で強気に出ているのはここらへんのエビデンスからCCSは商用運転で大きなシェアを取れないと踏んでいるからかもしれません。

自分なんかも石炭火力はCCSあるならこのまま残してもいい気がしていましたが、結論としては数%は良いけど10%以上は厳しいかもしれない気がしてしまいました。
そうなってくると電力会社が持っている石炭火力が負の遺産となりつつあり株価暴落がやっぱりここからきている可能性がありそうです。

今回はこんなかんじで以上となります。
これからも電気に関しての技術、設備などに関して動画作っていきますので良かったらチャンネル登録お願いします。

それでは最後までご視聴いただきありがとうございました。失礼します。

こんにちはさんとうきんです。今回は蓄電池は二酸化炭素を出すのかについてをやっていきたいと思います。自分は電験二種を保有しており省エネにも携わった経験を元にやっていきたいと思います。

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EVが環境に悪い原因としてリチウムイオン電池の製造過程で二酸化炭素が出ていることがよく指摘されているので今回はマニアックすぎる内容かもしれませんがリチウムイオン電池の製造工程を確認していこうと思います。

結論からいうと蓄電池は年々二酸化炭素を排出しなくなっていくという結論になりました。残念ながら電気主任技術者でも製造工程で二酸化炭素が出るまでは知っていますがなぜ製造工程で多いのかを知らないので今後どうなっていくかという分析まで出来ていない方が多くいます。今後必要な知識になりますので詳細を解説していこうと思います。

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・リチウムイオン電池の製造工程
まずはリチウムイオン電池の製造工程ですが、今回はこちらのサイトから引用していきます。

EVは製造時に大量の二酸化炭素を排出するのでエコではないという話がネット上でたくさん見るようになりました。一体どの工程で排出されるのか見ていきたいと思います。

ますはリチウムイオン電池の構造ですがこういった図をよく見ると思います。しかし、実際はこういう箱型というよりは筒状だったり板状だったりすると思いますが形状が違うだけで構造は同じです。大きく分けて正極、セパレータ、負極、電解液がありこの図を片隅に置きながら製造工程を確認していきます。

こちらはリチウムイオン電池の製造工程です。正極スラリーとはドロドロとしたもので導電材、活物質、結着材、有機溶剤で出来ています。負極スラリーとは導電材、活物質、結着材、増粘剤でできておりこれをそれぞれアルミと銅箔に塗ります。

次にプレスの工程で粒子間の密着性や金属箔との密着を上げたりするようで、なかなか原始的な工程です。

塗った後に乾燥、切断などの工程を経て正極と負極が完成します。ここで乾燥が出てきました。有機溶剤などは乾燥しないと性能が出ないので今のところ必要な工程になります。工場で乾燥するには熱を発生させなければなりませんが、ここでかなりの電力を使うことになります。

電力を多く使うということは間接的に火力発電の熱を利用していることになります。日本では大体70%程度を火力発電で発電しているので使った電力量×70%は天然ガスなどを燃焼させて乾燥しているという考え方になります。なのでリチウムイオン電池の製造工程で二酸化炭素が多く輩出されているというのはこの火力発電の割合の70%からきていることになります。

他の製造業で二酸化炭素が排出されるというのは多くがここからきているので対策としては電力消費量を減らすこともありますがもう一つ対策があり二酸化炭素が出ない発電方法に変えることも対策になりこの考え方が拡大していきます。

再エネ比率が高くなり、先ほどの70%が半分になると電力消費量は変わらなくてもリチウムイオン電池の製造時の二酸化炭素排出量も半分になります。ここを多くの人が見逃している点で2050年に二酸化炭素排出量がかなり減るようになるとリチウムイオン電池の製造過程で排出される二酸化炭素は大きく減ります。今までは省エネ、エコというと電力所為肥料やデマンドの削減でしたが今後はそこよりも太陽光の比率が重要になってきます。

ここを勘違いしてずっとリチウムイオン電池の製造で二酸化炭素が多く出続けると思われており電気主任技術者でも勘違いしている方が多いので要注意です。

そしてリチウムイオン電池の製造工程に話を戻すと、先ほどの正極と負極の間にセパレータを入れて巻き取ります。そうすることで一番最初にあったリチウムイオン電池の構造になり、これを容器に入れて電解液を入れてふたをします。試験をして完成になります。後半は二酸化炭素にあまり関係ないのでサラッと行きましたが充放電の検査でも多くの電力を使用しますし、活物質も製造過程で1000度以上に加熱する工程があるらしいのでそこでも二酸化炭素が出ると思いますが、電力消費から二酸化炭素が出る考え方は説明済みなので割愛します。

いかがでしたでしょうか。ここ10年で製造業のエネルギーの省エネの考え方が変わりつつあると感じておりLED化や間引き、高効率の製造装置の導入などの電力消費量を減らすから太陽光を導入するステージに大きく変化しつつあります。こいつは何を言ってるんだと思う方もいるかもしれませんが、実際に中小企業でも太陽光の導入を検討している会社がかなり増えてきており実際に相談もされました。

今後文句を言われながらも今の3倍程度に太陽光が増加していく可能性があります。

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こんな感じで今回は以上になります。

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それでは最後までご視聴いただきありがとうございました。失礼します。

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