こんにちはさんとうきんです。今回はバイオマスは再エネなのかについてやっていきたいと思います。自分は電験二種を保有しており、省エネなども携わった経験をもとにやっていきたいと思います。

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太陽光や風力と比べると興味ないかもしれませんが、一般的な人が森林に対して勘違いしている部分がありそうでしたので解説していきます。特に木を燃やすのに本当に再生可能エネルギーとして利用可能なのか、木の特性を中心に調べていきたいと思います。

結論から言うとバイオマスは再生可能エネルギーとして活用できそうです。しかし、林業は木材を売る価格より運送費がかかると聞いたことがあるので、そこをどうやって解決するのかという疑問は残りました。

・バイオマスが再エネになる仕組み
まずはバイオマスが再エネになる仕組みですが、こちらの図のように木を植えて成長過程で二酸化炭素を吸収します。この吸収量と発電するときに出る二酸化炭素が同じくらいだから再生可能エネルギーということのようです。少し引っかかる部分もあるかもしれませんが後半の方では納得してもらえると思うのでこのまますすめていきます。

ここからは林野庁から抜粋した資料を中心に紹介していきます。全体の流れとしてはこのような感じになっています。木を植えて成長させて回収しますが、発電だけでなくそれ以上に価値が出そうな部分は材料として利用して、廃材、残材も利用して森林丸ごと活用したいみたいです。今のところ廃材は活用できているようですが、林地での残材は活用されておらずポテンシャルはあるようです

続いて木材の特性ですが、木材は樹齢が50年を超えたあたりから急速に二酸化炭素を吸収しなくなってきます。吸収した二酸化炭素は化学変化でなくなるのかと思っていましたが、どうやら木材内部で蓄えるようです。その蓄えるスピードが頭打ちになっていくと木材に期待されている環境にやさしい森林としての機能はなくなっていきます。

こちらは日本の森林の二酸化炭素吸収量のグラフです。年々樹齢が大きくなってきたこともあり二酸化炭素吸収量は下がっています。一応吸収してはいますが2030年には放置すると今の半分程度になってしまうようです。

ここで序盤の話を思い出してほしいですが、森林はこのまま放置していると環境にやさしい森林ではなくなります。こちらは日本の森林の樹齢ですが、x軸は5年ごとでくぎってあるので10だと50年みたいです。日本の森林は50年を超えているのが増えており、このままいくと二酸化炭素を吸収しなくなります。バイオマスで燃やして植林してというサイクルをすることで森林の吸収量を維持しながら発電にも活用できるサイクルになることを目指しているようです。

またバイオマス発電は2021年だと4%を占めており前年から1%も増加し2030年には5%という目標があるみたいです。単純に木材ペレットで発電したり、廃棄物も燃やしたりいろいろ細かい分類もあります。通常の再エネだと天候で出力は変動しますがこちらは安定しています。恐らくですが、原子力や火力、バイオマスに電池の力を借りることで太陽光+風力の比率を50%程度までは問題なく上げれるのではないかと思いますので安定供給できる再生可能エネルギーとしての価値は高そうです。

しかし、コストが問題で1kwhあたり30円程度なので今の仕組みではかなり高い電気になってしまい、爆発的に伸びるということはなさそうです。林業は運搬費が木材よりもコストがかかるといわれており、同じような問題がありそうです。

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まとめ
いかがでしたでしょうか。あまり注目されることがないバイオマスですがこのまま放置していても二酸化炭素吸収量が下がりますし、再エネは変動が大きいので大量には導入できなくても地道に活用されていく可能性がありそうです。

木々を倒して太陽光を設置するといろいろ文句を言われますが、あまり木は二酸化炭素を吸収していないことも分かったので傾斜がきつくない限り日本でも太陽光の比率を今の3倍程度に上げるほうがいい気がしています。

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それでは最後までご視聴いただきありがとうございました。失礼します。