
さんとうきんは電験2種と3種を取得しています。自分の合格した年の合格率は3%程度でした。ここまで取得した経験や転職から電験の仕事でありがちなことを書いていきます。他の業界ではないようなこともあるかもしれません。記事下の関連記事に勉強法もリンクしています。
【定時で帰れる?】
恐らくですが、電験の仕事で多いのは鉄鋼や半導体、食品などの工場、ビル管理、電力会社、外部委託の保安協会など多岐にわたります。
こういった様々な業界に設備部門はあるわけですが、残念ながら定時に仕事が終わって帰宅できる20代や30代の社員がいる企業を見たことがありません( ;∀;)
特にメーカーは色んな設備をまとめて電気、機械などの部門に分けている会社が多いので電験三種の仕事だけというのはないと思います。。。
【半導体メーカーでは】
某有名半導体メーカーの例としては、働き方改革で時間外は50時間できっちり守られるのですが、今までは70~80時間かかっていたものをその時間でこなすので狂いそうになっています。。。
また、そんな中で仕事をしているので上司もストレスが溜まりやすく叱責がキツ過ぎるとの事でした( ;∀;)
業績はイケイケで賞与は100も超えるようです。
【電力会社では】
部門によりますが、思ったよりキツイというのが本音かなと思います。みんな、これでも他に比べればまだましという理由で電力会社に残り続けている感じがしました。
サービス残業はかなりありますし宿直などもあり時給換算すると激安です。階級が上がり課長以上になると1000万越えたり越えなかったりします。
若手は安いです。30歳で500万が目安で学歴は関係ありません。20代後半で1回のボーナスも50~60万が目安です。他に福利厚生もありますが現金へ換算すると大した金額ではないので割愛します。
あとは組合活動が大変でした。選挙活動への協力や青年会の開催、飲み会などで疲弊していきます。。。
【鉄鋼メーカーの技術系総合職では】
院卒26歳?で550万です。そして大卒はマネージャークラスの待遇が保障されています。。。
全員かは分かりませんがほとんどの人が900万円に到達できるという事でした。
これだけ聞くと良いのですが残業が多めです。大体50~60程度で緊急呼び出しも年に何回かあるようでした。工場なので電気だけではないですし、鉄鋼業界はほとんどが老朽化していてどこの工業でも定期的に改修工事が行われています。よって夏休みはないので友人と予定は合いません。。。
【外部委託企業では?】
これは電力会社に似ています。違うのは報酬くらいで保安協会だと最近は差がなくなりつつあるようですがテクノなどでは激安なので要注意です。しかし、電力会社よりもさらに仕事がキツイ事が多いかもしれません。こちらも夏休みはなく工場の点検などで駆り出されます。。。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
色々書きましたが、これでも電気、水道業は離職率や年収が1位で他の業界より恵まれているようなのでやはり電験を取得する価値はあるかなと思います。関連記事には以前書いた二種や三種の年収などについて書きましたのでご覧くださいm(__)m
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